今日の北海道ネタは函館の続きです。
皆さんは、石川啄木を知っていますか。
有名な歌人で
意訳
「働いても働いても貧しくてじっと手を見ちゃった」
彼は、函館には数カ月ほどしかいませんでしたが
一番幸せな時代だったでしょう。
僅か 26歳で結核でなくなりました。
この啄木の銅像があるのは、啄木小公園は、海岸にあります。
しかし、彼は、海にお尻を向けているのです。
海岸にいるのに、海は見ていない。
何故でしょう。
①観光客が海をバックに写真を撮りたいから
②視線の先に歌にまつわるものがあったから
③なんとなく
正解は②です
その銅像に刻まれているのは、有名な砂山のうた。
意訳
「砂山に寝そべって初恋の人のこと思い出してたよ」
彼の視線の先には、かつては巨大な砂山があったそうです。
今は、もうないその砂山は、硬い砂で真っ黒でした。
さて、なぜその砂山は真っ黒で堅かったのでしょう。
答えは
砂鉄を多量に含んだ砂だったからです。
かつてあった巨大な砂山は、製鉄に使われました。
今も、この海岸の砂は真っ黒、
もしあなたが磁石を持って行ったら、砂鉄集めを楽しめます。