春の妖精
春のはかない命
スプリング・エフェメラル
という花々を知っていますか。
北海道では、雪解け春先にちょっとだけ顔を見せて、
すぐ姿を消し、
そのあとはずっと地中で過ごす花たちがあるのです。
あんなに苦しい冬をこえて、ほんの一瞬だけ咲く花
6月には草さえかれ、球根だけになります。
けなげですね。
本格的な春には、もういない。
虫媒花で、まだ寒い時期に虫を誘います。
この花は
エゾエンゴサク
この、青い花を咲かせます。
白樺の林の下にさきます。
まだ、白樺は、葉をつけていないので
林の中はまだ明るいのです。
この後、葉が出てくると森になり
暗くなります。